こんにちは!夫婦ともに1年間の育休を取得しているUmiです。
夫婦揃っての『ダブル育休』が始まって1か月が経ちました。会社でのストレスがない分、穏やかな気持ちで家族との時間を過ごすことができ、好調な滑り出しです!ストレスフリーのおかげで、我が子たちの可愛さが一層際立ちます✧ Umiはダブル育休を取りたいご家庭を応援しています☺
さて、最近の法改正で「産後パパ育休」や「パパ・ママ育休プラス」の制度ができて、育休が以前よりも取りやすくなりましたね!特に今まで取りづらかった男性も、育休取得を後押する風潮になってきました。
しかしながら、男性育休は前例が少ないこともあり、実際に取ろうとすると不安になる方も多いのではないでしょうか?私たち夫婦も不安でした。
そこで今回は、夫が1年間の育休を会社へ申請するときに感じた3つの不安と実際の様子を紹介します。
男性の育休申請に前例が少なく不安を感じている方、育休を取るか迷っている男性の方の参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
育休に関する、社内での夫のポジション
社内初!1年間の育休を申請・取得した男性
夫は従業員500人以上の規模の会社に勤めており、社内ではここ数年で育休を取得する男性が増えてきました。
しかし、いずれのケースも取得期間は数か月程度で、今までに1年という長期間を申請した男性社員はいませんでした。かくいう夫も、1人目の子供が生まれた時は、大きなプロジェクトの半ばだったこともあり、1か月だけ育休を申請・取得しました。
私たち夫婦は、今まで会社でバリバリ働きたいタイプでした。そのため1人目の出産時は、1か月間だけ育休を取っています。ですが、1人目の子育てをするうちに「子育てに力を入れたい」、「プライベートの時間をもっと大切にしたい」と感じるようになってきました。子供が小さい時期はあっという間!その貴重な時期をみんなで一緒に過ごす機会を逃すわけにはいかない!と、どうしても夫婦一緒に1年間の育休が欲しくなったので、会社に申請することにしました。
「男性が1年間の育休を申請すること」は社内初で前例がなかったため、いろいろと不安でした。
会社へ申請するときに感じた3つの不安
育児休業の取得権利は、性別に関係なく育児休業法によって守られています。しかしながら、男性の育休はメジャーとは言い難く、また社内において1年間の育休取得の前例がなかったため、不安がありました。
会社に育休を申請しようと思ったときに感じた不安は、主に次の3つ。
- 上司の承認は問題なく得られる?
- 周囲の反応は?反感はない?
- 復職時のポジションは変わってしまう?
これら3つに対して実際はどうだったのか、レビューしていきます!
レビュー① 上司の承認は問題なく得られる?
まずは1つめの、上司の承認は問題なく得られるか、について。
昔の漫画などで『育休なんてダメに決まってるだろ!』的な上司のシーンがあったように、実際に申請しても承認されないケースを懸念しました。
先にも書いたように、育児休業制度は法律で認められている労働者の権利です。今回調べて知りましたが、育児休業法では禁止行為が規定されています。
育児休業法で規定されている禁止行為
育児休業法では以下の行為を禁止しています。
- 育休を利用する部下への、解雇その他不利益な取り扱いを示唆する言動
- 部下/同僚への、育休の利用を阻害する言動
- 部下/同僚への、育休を利用したことによる嫌がらせ等
- 部下が①~③の行為を受けていることを黙認する上司の行為
法律によって育休取得の権利がこのように守られていると知り、少しほっとしました!いざという時に交渉材料として使えると思うだけで、安心感が全然違います✧
実際の様子
上記のように禁止行為が法で規定されていますが、実際に上司の承認は問題なく得られるのでしょうか?
結果:トラブルなく、上司から承認をいただくことができました!
4~5年ほど前の話ですが、3か月の育休を申請した男性社員に対して、この上司は「あり得ない」と話していて、男性の育休にネガティブでした。しかし、最近の風潮や夫の取り組みもあってポジティブになったようです。夫が育休を打診をしたときには、「仕方ないね」と承諾してくれました。ちなみに嬉しい話で、「戻ってくるまで代理を立てておくから、しっかり楽しんで来い」と話してくれたそうです。
ちなみに、夫は承認をもらうためにコツコツ下準備をしていたそうです。その取り組みで効果的だと感じたものについては、別の記事で紹介します。
承認がもらえたのは、夫の努力はもちろんですが、
育休に理解のある上司だった運の良さもあったと思います。
レビュー② 周囲の反応は?反感はない?
2つ目に、周囲から反感を受けないかという不安がありました。育児休業法で禁止行為が規定されていましたが、実際はどうでしょうか。
結果:反感はありませんでした!
会社での周囲の反応は、基本的に好意的でした。社会の風潮のおかげかもしれません。
ただし、一部の人にとっては複雑な気持ちになったようで、仲が良くても距離をとってくる方は数名いたようです。
また、プライベートでも周囲の反応はおおむね好意的でした。特に親族は、育児休業法のない時代の人たちなので受け入れがたいかも…と危惧していましたが、意外にも「いいね!」と好感触でした。社会の風潮以外にも、夫が日頃から家事・育児に関わっていることや、育休をどのように過ごしたいかを明確に伝えていたことが良かったのかもしれません。
私たちは夫婦一緒の育休だったこともあって周囲の反応にドキドキでした。特に最近は「取るだけ育休」が話題になっていたので、思ったよりも受け入れられてほっとしました。日頃から夫が家事・育児をしていることも重要なファクターだった気がします。とはいえ、陰でどう言われているかはわかりませんが..😅
レビュー③ 復職時のポジションは変わってしまう?
3つ目の不安要素は、育休明けの復職時に同じ部署・職務に戻ってこれるかどうか。
まずは、法の規定を見てみましょう。
育児休業法の規定
復職後の勤務について、育児休業法第28条に以下のように規定されています。
1. 育児・介護休業後の勤務は、原則として、休業直前の部署及び職務とする。
2. 本条第1項にかかわらず、本人の希望がある場合及び組織の変更等やむを得ない事情がある場合には、部署及び職務の変更を行うことがある。この場合は、育児休業終了予定日の1か月前、介護休業終了予定日の2週間前までに正式に決定して通知する。
育児・介護休業等に関する規則の規定例(令和4年10月作成, 厚生労働省)
原則として同じポジションへの復帰とされていますが、義務ではありません。
育児休業法の規定では、本人が同じ部署の職務を希望しても、必ずしも同じポジションへ復帰できるわけではないようです。
実際の様子
法では同じポジションへの復職は努力義務となっていましたが、実際はどうでしょうか?
結果:まだわかりません。(すみません😅)
育休に入ったばかりなので、復職先の部署がどこになるかはまだわかりません。部署が変わる可能性もあります。
夫の会社では1年間の育休を取った女性の場合、通常は同じ部署に戻ります。ただし、部署が変わることも偶にあります。部署が変わる理由は本人の希望の場合もありますが、会社都合のことが多いです。
このように女性社員のケースでは基本的に同じ部署に戻っているため、夫も同じ部署に戻る可能性が高いと考えています。当然、異動の線も捨てきれないので、あとは運に任せます。
結果が分かり次第、情報を更新します!
これは会社次第だと思います。
女性社員のケースを参考に考えてみるのはいかがでしょうか?
さいごに
以上、「夫の1年育休|会社へ申請するときに感じた3つの不安&実際の様子」でした!
少子化問題の対策ということもあり、育休への関心が強まってきていますね。男性の育休取得が義務化した会社も出てきて、今までの常識だったライフスタイルが変わり始めてきました。
この風潮のおかげで、育休を取る男性社員への理解が得られてきたように感じます。仕事も大切ですが、かわいいわが子と過ごせる1度しかない貴重な機会です!ぜひ検討してみてはいかがでしょうか☺
それでは、みなさんの素敵なライフスタイル実現への足掛かりとして、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです!ではまた。